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2017-10

夏スク反省記:フランス語 - 2015.08.29 Sat



 今年の夏スクはフランス文学に始まり、ll期のアンドレ・ジッド『狭き門』とlll期のフランスシネマと、フランス三昧でした。
日吉のll期はフランス語(上級)『狭き門』を読む授業で、参加者は4名のみ。シラバスに6日間で1冊読むのは厳しいので、事前に予習をばっちりしておくこと、というようなご注意があったにもかかわらず、殆ど予習をせずに臨んでしまった無謀な私。でも、先生が優しい方で救われました。しかも、発音のきれいなこと。

 日本人の先生と文学作品を読むという授業は、大昔の第二外国語以来だったのでかなり新鮮だったし、とても勉強になる授業でした。日頃、いかにテキトーに本を読んで来たかが身に沁みた上に、発音もフランス人から指摘されるより日本人の先生から直してもらう方がわかり易かったです。
 しかし、高校時代あれほど感激した『狭き門』も、今読むと印象が全く違って、冷めた目で読んでいる自分にちょっとがっかりしてしまいます。

 そして、ぶっとんだのがジッドがところどころに散りばめている接続法大過去でした。もちろん、接続法は日常的に使います。大過去は私自身は口語でもメールでも滅多に使わないけれど、相手が使えば違和感なしで状況が理解できます。でも、接続法大過去って??第二条件法と同じと言われても、まだちんぷんかんぷん。だってフランスでは接続法半過去でさえ比較的古い本にしか出て来ないから覚えなくても良いと言われて来たくらいで、接続法大過去の話が出た記憶は全くなし。
で、lll期のフランス人の先生に確認したら、やはり古い書物に出て来るもので、もう今の作家は使わないから大丈夫とのこと。日本人の先生は文法が好きだからねえ、って笑ってました。確かに、ギョーム・ミョッソやマーク・レヴィは使ってないよね。でも、私が勉強したいのは近世フランス史。必然的に古い書物に埋もれなくてはいけないから、今回教えてもらえて良かったです。文法の盲点には要注意ですね。

 画像はダンテの『神曲』の地獄谷のモデルになったと云われるレ・ボー・ド・プロヴァンス。トロバドールの歌が聴こえて来そうな廃墟がとても印象的で、私は大好きなのですが、『狭き門』のアリサにはあまり心に響かなかった場所のようです。

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初めての科目試験 - 2014.04.18 Fri


 先週末、三田校舎で初めて科目試験を受けて来ました。入学以来、レポートは未だ一枚も書いてないため、受験できるのは語学のみ。
 1日目はフランス語第一部。試験開始後20分経つと答案を提出して教室を出て行って良いとのこと。問題量が少ないため、解答自体は20分で終了可能でしたが、急ぐ旅でもないのでゆっくり書いて30分で退出。
 2日目は朝の9時半からフランス語第二部、第三部、第四部とぶっ続け、最後の方は集中力が続かないかと思ったけど、問題量が少なめだし、何よりこの3つは辞書持込み可なので助かりました。

 試験勉強に充てていた3月末から4月の第一週はひどい風邪を引いて寝込んでしまったため、テキストを読み始めたのが試験6日前。フランス語第一部を読み始めたら、思ったよりずっと文法が曖昧になっていて愕然です。特に苦手な仮定法。なので、予想外に第一部を消化するのに時間がかかり、第二部を飛ばし飛ばし読んだところで時間切れ。第三部だけは前に前半だけ読んでいたものの、出題は全く目を通していない後半から。第四部にいたっては、テキストをパラパラとめくっただけで、1ページも読んでないというていたらく。ただ、第四部は全て持込み可なので、恐らくテキストからは出ないだろうと踏んでいたから、読まずに試験を受けてもまあ大勢に影響無し(と思う)。

 試験はどんなものでも苦手な私ですが、時間的余裕と辞書が手元にあるテストは初めての経験で、それはもう心強かったです。そういえば、以前フランス語の学校でちょっとだけ一緒だった東大の学生が、「これまで試験で悪い点を取ったことがないから、試験て結構好きだな」と言うで、さすが!と感心したものですが、生まれつきの秀才ってそういうものなのかも?

 持込み可は本当に助かったけど、大学まで持って行くのは重たかった。私は旅行用のデイパックに辞書3つとテキスト4冊を入れて背負って行きましたが、他の科目の方々で教室にキャリーバッグを持ち込んでいる人もちらほらと。ゆうに10冊以上の参考文献が積まれた机でペンを走らせている人もいて、果たしてどこにほしい情報が書かれているか、探している時間があるのだろうかと人ごとながら心配してしまいました。

 今回の教訓。語学の文法は折りにつけきちんと見直すべし。やっと学生らしい行動に参加したので、この勢いで専門のテキストも読み始めよう。

 写真は父に頂いた桜のアレンジメント。

語学の学び方 - 2014.04.04 Fri

 桜が満開になったとたん風邪でダウンしてしまい、丸4日間門寝込んでしまいました。その間に慶應から補助教材が到着。2013年のレポート課題を全く書く時間がないまま2014年のレポート課題集が届いたことになります。でもこれでどちらかの課題を選べるのはやっぱり嬉しいかな。

 一緒に来た三色旗4月号に紹介されているフランス語、ドイツ語、中国語の学び方は興味深く読みました。我が必修外国語であるフランス語については極めてオーソドックスな解説で、ちょっと拍子抜け。仏語でしか入手できない情報が理解できるようになるからフランス語を学ぼう、ル・モンドやリベの記事が読めると物事を多角的に見られるようになる、というのはもっともなのだけど、邦訳のないレストランのガイドブックやワインのガイドブックが読めるようになると便利というくらいでは仏語のテキスト第三部以降を学ぶ動機としてちと弱いのでは?
 日本の特に雑誌メディアのフランスへの情熱、とりわけパリへの執着はフランス人の目を見張らせるものがあり、パリのお店やレストラン紹介記事など、現地の人が知らない情報を網羅していて感心されることがままあります。米国文化の浸透とネットの普及のお陰で今やフランス人の英語への抵抗もかなり少なくなっているため、仏語は話さなくてもフランス旅行には何の支障もなかったという日本人が多い現在、もし大学で新たに言葉を学ぼうというならもう少し強い動機がないと苦労しかねないのではないかしら?

 そもそもテキストが難しい。大学生だからこのくらいは、という理想論で難しい読み物などを押し付けるから第二外国語の人気が落ちて「ニ外」を廃止する大学が増えて久しいのに、相変わらず語学のテキストは難易度が高過ぎるように思えます。私は本当の学生時代、フランス語を選択したものの、動詞の活用にも手こずっているのに高尚な詩集や文学作品を読まされて、いっきに仏語アレルギーに。本当はフランス語って楽しい言語なんだとわかったのは、それから10年以上も経ってからでした。
 やっぱり大人になってから身につける語学って、学んでいて楽しくなければなかなか身に付かないというか、使えるようになるまでものすごく時間がかかってしまうように思うのです。

 一方、三色旗の中で紹介されているドイツ語の学び方は、インターネットを駆使した言語学習の秘訣が紹介されていて非常に参考になりました。私はドイツ語全くわかりませんが、ここに紹介されている学び方はどの外国語にも応用できるものばかり。こういう、日本にいてお金をかけなくても、生きた語学を身につけるヒントを慶應の先生方はこれからもどんどん紹介していって頂きたいですね。

雑用に追われて師走 - 2013.12.06 Fri

 ついにレポート一枚も書くことなく、師走に突入してしまいました。2日のレポート提出締め切りは当然見送り。1月の科目試験は、とりあえずレポートのいらないフランス語の受験を申し込むしかありません。
語学の卒業単位認定はテキストで6単位、スクーリングまたはメディア授業で2単位とあるけれど、これは卒業要件だから、科目試験の受験は8単位分、つまりフランス語第一部から第四部まで4科目全てを一度に受験できるでしょうか?まずは受けてみないと難易度もわからないから、一応全部申し込んでみたいのだけど。。

 今日の朝日新聞に載っていたノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さんの言葉がズンと来ました。「この世に雑用というものはないのだと、心をこめて時間を過ごさなければただ年をとっていくだけなんだと学んだのです」
思えば、私が8月末に慶應通信の志願を決心したのは雑用に追われる毎日に危機感を感じたから。渡辺和子さんが仰っているのは、発想を転換してつまらない仕事(雑用)も意味のある仕事に変えて行くべき、という趣旨ですが、私の場合は雑用に埋没してきちんとテキスト勉強とレポート作成とに対峙しない自分を乗り越えなくてはいけないという叱咤激励とも受け取れます。

 そういえば、入学オリエンテーションの時に貰って来た塾生新聞にも池井戸潤氏の印象的なメッセージが紹介されていました。壁にぶつかったり大変な修羅場の時こそ、人間としての余裕を持つことが大事であり、「この余裕が賢さで、その人の人間性を決める」。実生活には「公式も答えもない」、だから「自分で考えて道を切り拓いて行くしかない」。
半沢直樹の倍返しの迫力ばかりに気を取られていた自分に、カツを入れてくれるような言葉です。

フランス語のCD到着 - 2013.10.29 Tue



 kcc-channelで注文したフランス語一部と二部のCD、すぐに送って貰えたのでざっと聴いてみました。実はまだフランス語のテキストもちょっとめくった程度だし、合計5100円になるこれらのCDガ必要かどうか悩んだけれど、やっぱり聴いてみないことには判断できないと思い、買った次第です。
 皆さんのブログによると、慶應通信の英語はかなり手強いらしいので、仏語を必修外国語に選んだけれど、果たしてこの選択が本当に正しかったのかどうかはまだわかりません。

 ちょっと聴いただけですが、一部のCDは美しい発音で良い感じ。基本中の基本なので多少退屈だけど、こういう発音には逆立ちしても近づけそうにないのが悲しいです。
 問題は二部のCD。特にテキストの著者の先生が担当されているダイヤローグが原稿棒読みで、びっくりでした。ダイヤローグ自体は設定も内容もとても実用的でよくできているのに、セリフが棒読みでは台無し。もう少し自然に、フランスでフランス人相手に会話している雰囲気を出してほしかった。有料のCDなのだし。。
 とはいえ、「不満、抗議、感情の表現」のやり取りなんて、ブティックで買ったブラウスが一回洗濯したらほつれてしまったので返金してほしいと要求する場面で、こんなことができればフランス暮らしに敵なしという感じ。思わず笑ってしまいました。

 今週の映画は、ボリス・ヴィアンの原作を映画化した「ムード・インディゴ うたかたの日々」。この上なく美しく儚い愛の物語は、悲劇的に急展開する後半が残念ながらあまりに薄味ですが、ミシェル・ゴンドリー監督による魔術のような映像が魅力的な作品です。

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Author:nono

慶應通信 67期10月学士入学:文学部 第2類
行き当たりばったりで勉強中。
興味の対象:フランス史と西洋美術史

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