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2015-10

18世紀のフランス文学 - 2015.10.26 Mon



 昨日は日吉の公開講座がお休みだったので、三田校舎に井上櫻子先生の講演会を聴きに行って来ました。テーマは18世紀のフランス文学と啓蒙主義の思想家たちの活動について。1月のシャルリー・エブド事件以来フランスで再評価されているヴォルテールや苦労して『百科全書』を編集したディドロについて詳しいお話が聴けてとても有意義な時間でした。
ディドロとジャン=ジャック・ルソーは初めとても親しくて、お互いに影響し合ったそうですが、やがてけんか別れしてしまったとか。

 しかし、90分くらいの時間では先生もお話をしぼるのが大変だし、私たちももっともっと聴きたかった。18世紀のフランス文学は数年前に夜スクが開催されたそうなのに、最近はスクもないし、テキストも19世紀と20世紀しかないので、やはり正式な科目として開設されると嬉しいです。

 画像はパリの東、ヴァンセンヌのお城。逆風に合ったディドロがこの城に幽閉されていた時、ルソーが見舞いに訪れたそうです。100年戦争の頃に作られたドンジョンにはなかなか興味深い逸話が残されているので、お城のガイドさんと回るのがお勧め。今は毎月第一日曜日にクラシックカーが集合する城としても知られます。


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夏スクるんるん、テストは微妙 - 2015.10.18 Sun

ダナエ

 昨日のテストに向けて、今週は細切れでも結構勉強したつもりなのに、いかんせん、問題の傾向が変わっていたというか、勉強の方向性がずれていたのを痛感することとなりました。問題の傾向が過去問と違うのは、先生が変わったのかも。
 まだレポートが帰って来ないので、何となくモチベーションがあがらず、またお尻に火がつくまでテスト勉強に取りかからなかったのはいけなかった。ようやくエンジンがかかったのは、夏スクの成績がばっちりだったのを知ってからだけど、結構がんばってテスト対策ノート作ったのにねえ。でも、たまたますれ違った先輩に、勉強したことはムダにならないよと言われて、少し気が楽になりました。

 テストの後は日吉校舎に直行し、公開講座の後半の「ヴェネツィア絵画の色彩」を聴いて来ました。中部イタリアの画家たちが素描を絵の基礎にするのに対して、色彩にこだわったヴェネツィア派の画家たち。黒っぽい輪郭を描かずに色の配合の違いで絵を描いたティツィアーノを中部のミケランジェロ派はデッサンができていないと評したけれど、ティツィアーノは色彩による感情表現をだいじにする手法にこだわったのですね。
画像はティツィアーノのダナエのウィーン美術史美術館所蔵バージョン。好色なゼウスが、黄金の光(雨)に姿を変えてダナエの純潔を奪う場面で、黄金色が画面全体を満たしています。

西洋美術史と展覧会 - 2015.10.07 Wed



 夜スクの西洋美術史の先生から授業で渋谷の文化村ザ・ミュージアムで開催中のウイーン美術館から来た《風景画の誕生》を紹介して頂き、5日は大学生無料のキャンパスデーと教えて頂いたので行って来ました。
 文化村のル・シネマにはよく行くけれど、ザ・ミュージアムは初めて。こじんまりした美術館ですが、思いのほか見応えのある展示で、16世紀から18世紀に渡る風景画が70点、風景画の歴史がよくわかる構成となっていました。中にはティツィアーノやカナレット、ブリューゲル父子、ボス(ボッシュ)などの絵も来ていて、さすがハプスブルグ家のお膝元のコレクション。20分だけですが、アートナビゲーターの方が特に選んだ絵について説明をしてくれて、とても参考になりました。(アートナビゲーターってキュレーターとは違う資格でしょうか?)
 フランドル絵画でおなじみの風景生活画ですが、マリアとキリストを描いた聖母子画の背景として描かれた風景がその始まりで、例えば後方の窓の向こうにわずかに見える風景が丁寧に描き込まれたりしていて、作品の場所や逸話を推測する大きな要素の一つになったようです。

 画像は1580年台に描かれたヴェネチア派の画家レアンドロ・バッサーノの12ヶ月の月暦画(カレンダー)の一つで、空に双子が飛んでいることから5月とわかります。放牧が始まる季節で背景には山に登る羊か牛の群れが、手前にはチーズを干す農夫が描かれています。当時、農作物にも投資をしていた貴族たちは、庶民の暮らしぶりや季節の行事に興味を抱き、画家に人々の日常を描くよう注文したのだとか。この月暦画の連作は道具など細部にわたって丁寧に描写しているため、歴史的記録資料としての価値も少なくありません。
 しかし、山への移牧やチーズ、バター作りなど、飛躍的な技術革新を経ても根本的にはそれほど変わらない西ヨーロッパの農家の日常を観ると、430年以上昔の人々にどことなく親近感が湧いて来るから不思議です。
風景画の誕生
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_wien/index.html

ちなみにこの展覧会は、年末からは静岡で、来春には福岡でも開催されます。

日吉の公開講座 - 2015.10.04 Sun

 今日は日吉キャンパスで開かれた公開講座《色と文様の世界》の第一回目で、二人の先生による「色の魅力と不思議」と「動物の体色と生きる戦略」というお話を聴いてきました。定員300名の筈が、大教室が人ひとひとでびっしり。毎回違う先生によるオムニバス講義は大人気で、今年は過去最速で定員に達したため、急遽座席数分の受講生を受け付けることにしたのだそうです。

 前半は色彩学のエキスパート鈴木恒男先生による、世界の人々に好きな色を聞くと日本だけは白が上位に入るというお話が印象的でした。白や黒は色として数えない国もあるのですね。
 好きな色の上位に来ることが多いブルーは、興奮を抑える落ち着いた色ということで、青色LEDが英国グラスゴーの犯罪抑止用に使われたり、日本の各鉄道の自殺防止に使われたりしていますが、残念ながら色にそこまでの効果は期待できないそうです。日吉駅も青色照明を採用したホームがあるけれど、神主さんを呼んでお祓いをするのと同じ程度らしく、第一、鉄道から自殺者を追い出しても別の方法が増えるだけなので、やはり自殺防止には国家的対策が必要なのは自明の理。

 後半は動物の身体の色、特に鳥の羽の色の研究をされている秋山先生のお話で、過剰な紫外線は良くないけれど、骨粗鬆症を防ぐには腸管から毎日カルシウムを吸収する必要があり、そのためには1日15分から30分は紫外線を浴びましょうとのこと。顔には日焼け止めを塗るにしても、本来肌は日焼けするのが自然なのに、それを人工的に阻止するわけだから、まああまり日焼け止めクリームに頼らない方が良いというようなニュアンスでした。
 秋山先生は百名山を全て踏破されたという山好きで、学生時代から年に100日も山で過ごして来たとか。その上で、研究に時間を費やし、授業をこなされているのだから素晴らしい。夜スク週3日に公開講座まで欲張ってしまったため、レポート書く時間が取れなくて困っている自分の器の小ささが悲しいです。

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Author:nono

慶應通信 67期10月学士入学:文学部 第2類
行き当たりばったりで勉強中。
興味の対象:フランス史と西洋美術史

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