topimage

2016-08

日吉の夏スク反省記つづき - 2016.08.23 Tue

 遠い所からスクーリングにいらしている方々には誠に申し訳ないのですが、今日の台風休講は体調の悪い私にとってほっと一息。でも、全然有効に使えなくて、身体を休めただけに終わってしまいました。

 日吉の夏スク反省記の続きです。
Ⅱ期の授業は日本史特殊、こちらも法学部の科目で、日本の法制史を学びました。担当されたのは生徒目線の気配りのあるとっても人間味のある先生だったので、初日からいっぺんでファンに。法律に興味のない方にもおススメできます。

 いろいろ面白かったけど、最後に学んだ古代の離婚についての法律が印象的でした。夫が一方的に妻を棄てて良い条件は7つ。子無し、浮気性、舅姑に仕えない、嘘つき、窃盗、嫉妬深い、悪い病気、妻がこのうち1つでも当てはまれば、夫が離縁状を作成して役人に届けるだけでサクッと離婚成立、なんとまあ男尊女卑な律法でしょう。ただし、妻が簡単に離縁されないための救済策もあって、このうち浮気性と悪い病気以外なら、もし既に舅姑を看取っていたり、婚姻後に夫が出世したり、妻にもう帰る家がない場合は離婚できないと定めています。古代でも内助の功は評価されたわけですね。
 奈良・平安時代は夫が妻のもとに通う妻問婚の筈だったけど、こうした法律が制定されているところを見ると、実際には同居するケースも多かったと推測されるようです。離婚と再婚が多発していたなんて、現代のフランスと意外な共通点かも?

 今週の1本は『太陽のめざめ』。去年のカンヌ映画祭でオープニングを飾った作品で、メディアからも観客からも高く評価された映画です。
 主人公の不良少年を演じるロッド・パラドは、フランスでの公開時にはフランス版デュカプリオ登場と言われてたのに、いつの間にかリヴァー・フェニックスの再来という触れ込みに。どちらにせよ、自ずと突き動かされるようなエネルギーの爆発が凄まじくかつ自然なのがすごい。将来が楽しみな若者です。
 何より、やり場のない怒りを爆発させては非行に走る少年をなんとか更生させるべく努力する、判事(カトリーヌ・ドヌーヴ)と教育係たちの辛抱強い対応には深い感動を禁じ得ませんでした。
スポンサーサイト

日吉の夏スク反省記その1 - 2016.08.20 Sat

 今日から三田で夏スクⅢ期が始まりました。体力的にしんどい夏スクもあと5日間。そう思うと案外早いものかも。
 とりあえず、日吉のスクーリングを振り返ると、Ⅰ期は3学部共通科目の東洋史特殊を受講しました。法学部の科目で、確か東南アジアの地域研究とあったため、なんとなくアジアの歴史だろうと思い込んで受講を決めたのに、蓋を開けてみたら比較政治学の授業だったので?!という感じでした。シラバスの理解不足は致命的ですね。
 とはいえ、スクーリングは初めてという先生の講義はとてもわかりやすく、東南アジアに行ったことがなく、アジアの政治にも全く疎い私にも理解できる内容で、視野の広がる思いでした。いかにも有能そうな先生なのに、腰が低くて(先生に使って良い表現かどうか疑問ですが)学生への気遣いが感じられ、なかなか良い時間を過ごすことができました。
 受講生の多さにも圧倒されました。東南アジアって今ホットなエリアでもあり、ビジネスやレジャーで皆さん、いろいろな経験を積んでらっしゃる様子。当たり前だけどどの国も個性的で、民族や宗教、言語などかなりバラバラ。政治状況も経済にも驚くほど差があるけれど、今後の展開は楽しみです。特にフィリピンとベトナムの目覚しい経済成長には熱い視線が注がれているのがわかりました。
 ただ、テストとなると話は別。あまり思い出したくないかも(> <)。

 画像は、フランス語の映画上映会で紹介された2001年のゴダールの映画『愛の世紀』。仏文学の先生の解説が聞きたくて、ちょっとだけ覗いてみました。とかくわかり難いと評判のゴダールの作品の中で、わかり易いものを選んでみましたとおっしゃる先生でしたが、ご自身でも何度も観てやっと理解された部分があるとか。あらかじめストーリーの説明があったにもかかわらず、冒頭から私にはちんぷんかんぷん、時代状況も2000年の筈なのにあまりにヌーベル・ヴァーグの残り香が濃厚だったので、早々に退散して来ました。

盗難にご注意 - 2016.08.14 Sun

 夏スクⅡ期が始まって早2日。お盆休みが入るⅡ期が一番スクーリングの受講生が多い筈なのに、今年はⅠ期より少ないような?私は午後しか受講していないし、単なる個人的な印象ですが、実数はどうなのでしょう?

 去年は三田のスクーリングで校内での盗難に注意するようにというお話を講義中に聞きましたが、日吉も掲示板に盗難注意の張り紙が。大学は不特定多数が出入りする場所だから仕方ないかなとは思いますが、実際2015年度の夏スクで4件盗難が報告されているとか。そのうち3件は休み時間中、あとの1件はなんと授業中にテスト用紙を提出している間に起こったというから、油断できません。日本はカフェやレストランで、バッグを置きっ放しで席を離れても大丈夫な国と言われたのも、もはや古き良き時代の神話に過ぎなくなってしまったのは、やっぱり寂しいです。

 今週の1本は、『ジャングル・ブック』。3Dの長所が余すことなく生かされている作品で、持ち前の機知をフル回転させて壮大な自然や動物との共生をはかる少年モーグリ(ニール・セディ)が魅力いっぱい。動物(全てCGだけど)好きには特にお勧めです。猛暑と勉強に疲れた頭を美しい映像がリフレッシュしてくれることでしょう。

行き損ねた卒論オリエンテーション - 2016.08.05 Fri


 今日は日吉で卒論オリエンテーションの日だったのに、つい行き損ねてしまいました。午前中は文学部の各類の先生方が説明されるということで、自分の専門に近い先生が来てくださるとラッキーだから、なるべく行くべしと聞いていたのに。。
 午後の個別相談を予約していれば良かったのですが、これも軽視していて、気がついた時には締め切りが過ぎていたのです。
 そして、いよいよ明日から夏スク。卒業認定単位としての夏スクは今年が最後になる予定だけど、体調が持つかどうか。。まさに体力勝負の3週間が始まります。

 今週の1本は、夏スク直前の清涼感が堪能できる映画『ミモザの島に消えた母』。単館ロードショーのせいか、なかなかの入りでした。
 幼い頃に海に消えた母親の秘密を探るべく、私生活も仕事も行き詰まったアントワーヌが、周囲とぶつかりながら真実に迫る物語で、心理劇と謎解きの絡み合いが秀逸です。(といっても好みは分かれるかも)
 フランス語のテキスト3にも採用されているプロスペール・メリメの小説の舞台ノワールムティエ島が、ストーリーの要として登場します。島へつながる道が満潮時には海に沈むという地形がミソで、一度訪れてみたい所です。今年は結構近くまで行ったのに、つい億劫になってノワールムティエまで行けなかったのが残念。しかし、この映画で父親の家がある、クリスマスに花火が上がる地方ってどこでしょう?大晦日に花火はわかるけど、南仏のクリスマスしか知らない私にはクリスマスに花火って想像できません。


NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

nono

Author:nono

慶應通信 67期10月学士入学:文学部 第2類
行き当たりばったりで勉強中。
興味の対象:フランス史と西洋美術史

最新記事

カテゴリ

学習計画 (4)
専門必修科目 (15)
西洋史概説I (5)
歴史哲学 (2)
史学概論 (0)
東洋史概説I (0)
地理学I (0)
専門選択科目 (15)
フランス文学概説 (4)
19世紀のフランス文学 (7)
20世紀のフランス文学 (2)
国文学 (0)
フランス語 (5)
夜間スクーリング (11)
その他 (31)
夏期スクーリング (7)
卒論 (1)

最新コメント

ランキング

四季の風景時計

カウンター

単位取得状況

必修外国語
フランス語第一部(2)
フランス語第二部(2)
フランス語第三部(2)
フランス語第四部(2)
フランス語IV-A(1)
フランス語IV-B(1)
フランス語IV-B(1)
計11単位 / 8単位算入

専門科目:テキスト
西洋史概説 I (2)
歴史哲学(2)
オリエント考古学(2)
東洋史特殊(2)
西洋史特殊I(2)
新・日本史特殊l(2)
フランス文学概説(3)
十九世紀のフランス文学l(3)
十九世紀のフランス文学Ⅱ(3)
二十世紀のフランス文学(3)
フランス文学史II(4)
ロシア文学(2)
科学哲学(4)
社会学史2(2)
(計36単位 / 40単位中)

専門科目:スクーリング
西洋史概説(2)夏スク
東洋史概説(2)夏スク
西洋史特殊(2)夜スク
東洋史特殊(2)夏スク
日本史特殊(2)夏スク
西洋史概説(2)夏スク
イタリア文学(2)夏スク
フランス文学(2) 夏スク
フランス文学史(2) 夏スク
音楽史(2)夜スク
図書館・情報学(2)夜スク
西洋美術史(2)夜スク
宗教学(2)夜スク
人文地理学(2)夜スク
日本史特殊(2)夜スク
総合講座(2)夜スク
(計32単位 / 28単位算入)

学士入学おまけ / 40単位
計119単位中 / 112単位算入

RSSリンク

リンク

このブログをリンクに追加する

Amazon

アーカイブ

毎日の花の色と四季

毎日の花色と四季の景色変わります